盆栽の植替え方法・時期 大きく切りながら植替えてみました!

盆栽の植替え

盆栽の植替えでは、その樹の樹齢(成熟しているのか、または成長時期なのか)、また根や土の状態を観察して行います。 

小さく保つためだけでなく、その樹が元気に生き生きと過ごせるように、鉢の中も快適にしてあげる必要があります。

植替えに必要な物

鉢(それぞれの樹に見合った大きさの鉢を用意します)

土(赤玉土や砂を配合したものなど)

鉢底ネット

針金

はさみ

根さばき(あれば)

割りばしなどの棒


私はモミジがメインなので、用土は、赤玉土+鹿沼土をよく使います。はさみは、根を切る専用のものを準備しています。棒は、使い古くなった箸を利用していますよ。



↑これだけ揃っていると楽ですね。



植替えのサイン

水をあげた時に、水の浸透が遅く感じたり、吸い込まずあふれるような時は、根づまりをおこしている可能性が高いため、植え替えのサインといえるでしょう。

↑青枝垂れモミジの根

水の吸いが悪いと感じ、鉢から抜いてみると見事な根鉢となっていました。

時期ではないため、根はさばかずこのまま一回り大きな鉢へ入れ、用土を足して様子をみています。


盆栽では、芽吹き前の時期に、一斉に植え替えを行うことが一般的です。この時期であれば、大きく根を切っても、それほど樹への影響が大きくない為です。

植替える


1 植えている鉢の針金を外し、慎重に樹を鉢から取り出します。


↑外す針金

2 取り出した樹の根をさばきます。土を取り除いて、古い根や太根をカットします。


3 植え替える鉢に、ネットを取り付けます。鉢底の穴がふさがる大きさにカットしたネットを、針金で固定していきます。この時、樹を固定するための針金も仕込んでおきます。


4 粒の大き目な土を鉢の底へ薄くひいていきます。樹を入れた時に丁度いい深さになるまで、用土を入れて、その上に樹を入れていきます。

5 鉢底から仕込んだ針金で、ちょうどいい角度や樹の正面を確認しながら樹の根を留めていきます。


6 用土を追加していき、割りばしなどの棒で、隙間が埋まるように用土を流し込んでいきます。


7 最後に水をたっぷり与え、用土から出るこまかい汚れを出し切ります。


植替え時期

一般的に、樹へのダメージが少ない芽出し前の春先に行います。

根詰まりを起こしている場合などは、イレギュラーで適宜行いますが、その場合はなるべく根はさばかず大き目の鉢へ植替えるのみとし、また春先に大きく根をさばいてあげた方が無難です。

大きく切る


深く土に植え付けていたモミジがありました。去年、なぜそのようにしたのか覚えていません。

思いきって、上の方の根に期待して大きく切りました。


切り口にトップジンを塗った所です。


こんな角度で植えてしまった。また来年植え替え時、どうしてこのようにしたのか…と言うかもしれませんね(笑)

芽吹き

↑4.18

ちゃんと芽吹いています!

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