取り木が成功しているか~確認方法(私の方法)~もみじ盆栽

取り木をしかけた後、無事に発根したかどうか気になる!

どうなってるんだろう?のもやもやについて。

どのくらいで発根するのか、無事に発根しているのか

取り木に挑戦した時に感じる、どのくらいで発根するのか、無事に発根しているのかという気持ち。私の独断と偏見で、取り木に成功しているかどうかの見分け方を発信します。あくまでも私流です。 

取り木とは

取り木とは、茎の途中から根を出させ、そこで切り取ることで新たな株を得る方法のことです。

挿し木よりも成功率が高く、万が一失敗しても、株本体が生きていてくれるという安心感があります!

取り木の目的

盆栽として、立ち上がりが長い(株元から一の枝までの幹が間延びしている)ため、そこを短くしたいという場合にも取り木を行うこともあります。

取り木の発根

発根しているかどうかの見極め(自己流)

発根しているかどうかの見極め方は、根っこが見えているに越したことはないと思います(笑)でもそれでは、根っこがどの辺に出ているのか分からないと確認のしようがないですね。

そこで私の場合、「成功しているだろう。根が出ただろう。」という見極めとして、取り木上部の葉の変化で見極めています。

↑オレンジ色の〇の中、葉が変色しています。

どういうことかというと、取り木箇所から発根し始め、そこから栄養を取ろうとしているけれど、発根途中のため思うほど栄養を吸い上げられず葉が変色してしまう、という状態。

取り木は何度も挑戦しているけれど、この変化が取り木成功のサインだと気づいたのは最近です(笑)

取り木の1ヶ月半後

*取り木時、ラップを使って中の様子を見えるようにしています*

取り木から1ヶ月半ほど経っても根が出こてなかったので、ラップを外してみることにしました。(これはおすすめしません。なぜなら、せっかく出てきた根に傷をつけてしまうかもしれないからです。)

今回は、実験的に外してみます。


そっと外すと、カルスが出来ていました。

これは根に発展するのか?

根に発展してくれると嬉しいので、発根促進剤【ルートン】を付けて、ラップをしミズゴケと土を入れ、元通りにしました。

この夏の暑さのせいなのか、今までのようにうまくいっていません。

無事に発根しているかどうか

これは残念ながら、根を見てみないと分かりません。

よく紹介されている取り木方法では、黒いプラカップを取り付ける方法が主かと思いますが、私の場合は、上にも書いた通りラップを活用しています。ラップの下と上を針金で固定し、中の土の様子が見えるようにしているのです。注意点は、ラップ下部分を固定するときに、水が流れるくらいの隙間を作ってあげることくらいです。ラップなら、発根した時に、真っ白な根に気づくことができますよ(^^♪


取り木に挑戦するケースについて

取り木は、ただ素材(クローン)を増やすためだけにするのではなく、盆栽では、根本から一の枝までの長さがあるのはあまりいい形とはいえないため、その長さを短くする為にする方が多いと思います。もしくは割と大きな樹の一部分を取り木で採取し、盆栽仕立てにすることもあります。枝ぶりがよく使えそうな枝があったら、是非取り木にチャレンジしてみては…と思います。

他の樹種においての取り木

挿し木と違って、取り木の場合は、「取り」というだけあり、樹にかけます。皮をはぐことができるのは、それなりの太さが必要ということだと思います。

挿し木に向いている樹種においては、取り木も容易だと思われます。

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