【剪定のY字作り】もみじ盆栽 初心者の簡単な剪定をご紹介


もみじ盆栽

モミジを手に入れ、いざ「育ててみよう!」と思った時に、どのように手入れをしてあげたらいいかと迷うことがあると思います。私もそうでした。本を読んだり調べたり、それでも書いてあることを実際行うには分からなくなることが多々ありました。今回は剪定についてクローズアップしています。簡単に初心者の方でも理解できる、モミジの剪定についてまとめてみました。

種から育て、芽吹いた場合についても書いております。ぜひ、参考にしてみてください。


剪定時期と剪定方法

剪定時期は大きく2回あります。  

春~夏

春の芽吹きから夏にかけて、もみじは一気に枝を伸ばし葉を茂らせてきます。この時期の剪定は、軽く行い、日当たりと風通しをよくしてあげることが目的となります。

込み合っている枝を落としたり、忌み枝を取ったりします。この時期の強い剪定は、樹を弱らせてしまうことがあるため控えます。


忌み枝についてはこちらで記事にしています↓よかったらご覧ください。

忌み枝~盆栽として必要のない枝?忌み枝の種類とは


種から育てた場合、この時期は双葉から始まり、本来のモミジの形をした本葉が出始めます。左右にそれぞれ葉を付け、まっすぐに伸び行くもの、途中で二股に分かれて伸びて行くものなど、出てきます。



秋~冬

紅葉し葉を落とした後は、もみじは休眠期に入ります。活動が止まるわけです。

この時期に、大きな枝の剪定が可能となります。


種から育てた場合

まっすぐ伸びた枝をY字にするには、剪定してあげる必要があります。枝をY字にしたい部分の葉の上辺りで切ってあげます。葉の出ている節の部分から新しい芽が芽吹いてきます。


上画像のピンクの線が、下の葉辺りでY字にしていきたい場合の剪定位置となります。ピンクの丸を付けた節部分から新しい芽吹きがあるので、左右に葉が出てくるようになり、Y字となりますよ。

はじめは頼りない葉柄も、ゆくゆくは立派な枝となっていきます。

このY字になるように剪定を繰り返すことで、枝が増えていきます。

注意したいこと


徒長枝について

徒長枝は他の枝に比べてぐんぐん成長していきます。そのための養分を必要とし、他の枝を弱らせてしまう恐れがあります。そうならないために、徒長枝は剪定するべき枝となります。その際の注意点は、枝のギリギリで剪定することです。枝途中で剪定した場合、そこからまた強い枝が出てきてしまうことがあるからです。


強剪定をした場合

太い枝を剪定した時には、切り口から雑菌が入ってしまい枯れてしまう恐れもあります。そこで、癒合剤で切り口を保護することや、トップジンなどのお薬を塗布することも大切です。


タイトルとURLをコピーしました