盆栽は地植えの樹と違い、鉢植えとなりますので、根から吸収できる水分は鉢の中と限られてしまいます。夏場の暑い盛りにはどうしても乾燥が進んでしまうため、水切れが起こりやすくなります。
盆栽の水切れ
特に最近では、ミニ盆栽・豆盆栽と言われるような、小さくてかわいい盆栽が多く、その場合やはり鉢も小さくなりますから、水切れの危険性は大!です。
・水切れ・水枯れとは?
・取り返しのつかない事になる前の対策とは
・うちの場合の対策
上記について一つずつ見ていきたいと思います。
水切れ・水枯れとは
水切れとは、植物が生きるのに水が足りてない状態のことです。植物の水分が不足して萎(しお)れてしまうことをいいます。
水枯れとは、夏場など、急激に土が乾くと葉先が縮れて枯れることをいいます。
とにかく水をあげる。これに尽きてしまいます。時間が許すならば、日に何度かあげることもいいと思います。ですが、日中ずっと、盆栽にかかりきりになるのは難しいと思います。
そこで有用なのは、腰水です。
腰水なら、表面への水やりで鉢の中に水が浸透していなくて枯れた、なんてことも防げますし、長時間水をあげることができない場合にも、水切れの心配がない状態となります。
ここで注意点があります!
腰水をしたまま夏の日差しの中に置いてしまうと、容器やバケツの中の水がお湯になってしまいます。お湯に浸かった植物はどうなるでしょう(^^;
ということで、腰水で水切れ対策+日陰管理が最も有効かと思います。
うちの場合の対策
ベランダが棚場のうちでは夏場、全体的に日が当たるのは、朝の陽ざしとなります。幸い私は早起きですので、ベランダに日が差す前に起きているので、日が照り始めてきたなと感じたときに、小さな鉢が並んでいる棚場には、遮光を付けます。
それ以外の強くて割と大き目な鉢は、そのまま(笑)
そのあとは、どんどん日陰が出来てきて、朝8時くらいには、半分の鉢植えは日陰となります。
ということで、私の水切れ対策は、植物を日陰に置くということでした。
そうはいっても、時々やらかしてしまいます。
先日も、ちょっと置き場所を変えた桜が、こんなことに。。
↑急いで水をあげたので濡れています。
くた~っとして、鉢の土はカラカラに乾燥しきっていました。
↓次の日には…
持ち直してくれました(^^♪
きっと、根までは乾燥していなかったのかな?と思っています。
根が水を吸う元気もなくしてしまった時は…諦めるしかなくなります。何度か経験していますが、後悔は先に立ちません(笑)
よく観察して、暑い夏を乗り切りましょう!