今年芽吹いたであろうモミジの苗をいただいてきました。なかなかの直根だったので、軸切り挿し芽にしてみようと思い付きました。
軸切り挿し芽は、モミジばかりでなく、ケヤキや松などでも使われる方法です。種から発芽した苗の間延びした幹部分を短くするために実施されます。盆栽では、立ち上がりが間延びするのはあまりよくないとされている為ですね。
軸切り挿し芽といっても、要は挿し木と同じです。用意する挿し穂が、枝なのか出たばかりの若い苗なのかという違いでしょうか。
挿し芽苗
↑2023.5.27
このままでは長い根と幹になるため、切り落とします。
↑メネデールにつけています。
ある程度のところで根を切り落としました。
挿し芽後
↑挿し芽後
1.5Lのペットボトルを使用しました。そこにぎゅうぎゅうに挿しています(^^;
発根
発根を確認できました!
↑6.9
まだ1ヶ月も経っていないのに発根するとはびっくりでした。
ちょうど2週間での発根確認でした!
脱落
6.14現在、3本脱落しています。
↑7.7
たったの2本となっています(^^;
なんとか頑張ってほしいです!
↑2023.11.24 紅葉したところ
約1年後の様子
↑2024.6.30
軸切り挿し芽後、ほぼ1年が過ぎました。元気に芽吹き、土にも苔が生えだしました。ここまでで、元気に成長出来ましたので、観察を終了したいと思います。
一緒に見守っていただき、ありがとうございました。
軸切り挿し芽のやり方
① 子葉から双葉が出たころの若い苗を用意します。
➁ 欲しい長さ(高さ)で軸をカットします。
切れ味のいいカミソリを使うよう推奨していますが、今となっては普通にハサミでカットしてしまいます。私の自己流なので、実施する際は、自己判断でお願いします。
➂ メネデール液に浸けおきます。
私の場合、他の苗が全部切り終わるまで浸けておく位なので、それほど長い時間ではありません。
④ 発根促進剤(ルートン)を付けて、挿し床へ挿します。
この後は、ただ水分を切らさないように見守るのみです!