紅葉の秋~なぜ葉の色は変化するの?メカニズムを分かりやすく解説!

紅葉、黄葉の秋!

秋に入ると、各地の紅葉の様子がニュースで映し出されます。

モミジ好きにはたまらない季節ですね!

何気なく紅葉を見てしまいますが、なぜ葉の色が緑から赤や黄色に変化するのか、不思議に思ったことはありませんか。

ここでは、なぜ葉の色が変化するのかについて、わかりやすくご紹介します。



紅葉のメカニズム

葉の色の変化を紅葉と一言でくくってしまいますが、葉の色の変化は紅色だけではないのは、皆さんご存じだと思います。

もともと緑色の葉が、赤や黄色に変化するのはなぜなのでしょう。一つずつみていきましょう。

↑桂もみじ

樹々の冬支度


樹々の葉は、寒くなってくると冬支度を始めます。

葉の冬支度とはなんでしょうか。

葉は、太陽の光を浴びて葉緑体で光合成をおこなっています。光合成をおこなうことで、生きるためのエネルギーを作り出しています。そして、その葉緑体にはクロロフィルという緑色の色素が含まれています。

気温が寒くなると同時に、日照時間も短くなってきます。そうなると、エネルギーを作り出すことが難しくなってきます。ここで、冬支度が始まるのです。


この冬支度というのは、葉に送られてくる栄養や水分を減らしながら、葉にあるクロロフィルを分解して幹へ養分を送るようになることです。


紅葉と黄葉


秋に葉の色が変わるとき、赤くなる葉と黄色くなる葉があります。


葉にはクロロフィルだけでなく、赤色の色素であるアントシアニンと、黄色の色素であるカロテノイドがそれぞれ含まれています。


クロロフィルには緑色の色素が含まれていると書きましたが、冬支度で分解されてしまうので、緑色の色素がなくなっていくことになります。そこで鳴りを潜めていた赤色の色素であるアントシアニンや黄色の色素であるカロテノイドが目立ってくるため、その変化が紅葉や黄葉となっていくのです。

自宅モミジの紅葉

↑2022.11

アオシダレモミジ






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