獅子頭もみじ(シシガシラモミジ)~取り木を覗いてみよう 成功?失敗? 


獅子頭もみじについて

獅子頭もみじ

イロハモミジ系

縮れ葉が特徴

紅葉も真っ赤ですばらしくきれいです。

パキパキな固い縮れ葉を持つ獅子頭もみじ。夏には青々とし、秋には真っ赤な紅葉を楽しませてくれます。盆栽としても獅子頭は重宝されていますよ。うちの獅子頭は、夏の暑い日差しにも強く、冬の寒さにも耐え、毎年春にはきれいに芽吹いています。

獅子頭の取り木

取り木

獅子頭は、挿し木成功率が低いことで有名です。それでも成功している方もいますし、可能となりますが、私は安全第一にて、取り木で株を増やしています。 


かねてから取り木をかけていた獅子頭もみじです。

藻が生えてきてしまいました。葉の色も変化しているので、水路は遮断されているのは確かなようです。しかし取り木から大分経っていますが、なかなか根が見えないことから、覗いてみることにしました。

覗いてみます

↑カルスが見えます。

カルスとは、増殖した無定形の細胞の塊のこと。


発根促進剤(ルートン)により、もしくは水路が遮断されたことで、どうにか水を取り入れなければと、一所懸命カルスを形成させ、根に発展しようとしていたように感じます。

ルートンの付け過ぎがカルスを誘引するとも言われています。

この状態を良しとするか否かは、それぞれの判断になると思いますが、私は今回は良しとすることにしました。このカルスが根に発展するのか・・・分かりません。不安はありますが、引き続き取り木を続行することとしました。

↑発根促進剤「ルートン」を付けて、ミズゴケと土を巻き付けました。


その後・・・

カルスのみで発根なしの結果の後、観察を続けましたが、発根している様子はありません。やはり今回は残念ながら失敗だったようです。


↑画像下部の葉色が弱々しいのが、取り木をかけている枝です。画像上部の青々とした葉と比べると、違いが分かります。

けれど、まだ頑張って生きているので、冬眠期にもう一度取り木をかけたいと思っています。


無事?、取り木を外し、挿し木に変更しました。

その様子は↓こちら


成功失敗?

失敗に終わった今回の獅子頭モミジの取り木。落葉後にもう一度挑戦してみます!

また記事にしていきますよ!

取り木っ子

前に取り木に成功しているので、その取り木っ子を載せます。

↑取り木っ子


取り木の鉢上げをした時から、変化がありません。

毎年同じように、芽吹いて紅葉して過ごしています。そのせいで、特に手入れをしてもいないため、盆栽へ向けての樹形づくりもできません。

走り根がぐるぐるすごいことになるので、それを切り詰めているので、なかなか成長しないのかもしれません(^^;

植え替えせずに、大きくするのがいいのかな、とは思っています。

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