挿し木の後気になるのは…
・発根してる?
・成功する?
・どのくらいで根が出るの?
挿し木ってやってみたいけど、不安がいっぱいですよね。上記のような疑問が湧いてくるのではないでしょうか。特にせっかちさんは、早く結果を求めてしまいますよね。何を隠そう、私がせっかちさんなのです。
もみじの挿し木方法
まずは、もみじの挿し木方法を、画像付きで追っていきます。
初めて挿し木に挑戦する方、参考にしてくだされば幸いです。
挿し木とは・・・株の一部を切りとり、発根させて増やす方法のことを指します。
私のもみじの挿し木方法
◇挿し穂
◇挿し床
◇発根促進剤
◇挿す
上記流れを、画像とともに見ていきます。
挿し穂
メネデールを入れた水の中に、数時間つけておきます。
葉からの蒸散が多すぎるといけないので、葉数を減らす、もしくは葉をカットして小さくします。
挿し床
赤玉土+鹿沼土、もしくは赤玉土+鹿沼土+バーミキュライトの配合挿し床を、普段使用しています。
挿し床は、挿す前に水をたっぷりかけておきます。
今回、鹿沼土があがってきてしまい、表面を埋め尽くしてしまいました(^^;
発根促進剤
私はルートンを使っています。
片栗粉のようなさらさらした粉状のものです。
挿す
挿し床の適当な位置に、穴を開けてあげます。
楊枝でも針金でも、なんでもいいと思います。そこへそっと挿して、周りの土を優しく寄せてあげて、完成です!
雨風を避け、直射日光にも注意してください。
動かさないように注意しながら、活着率を上げていきましょう。
今回は、織姫もみじを3本挿しました。
結果はしばらく絶たないと分かりませんが、その待つことで辛抱強さが鍛えられるような気がします(笑)
どのくらいで発根する?
挿し木からどのくらいで発根するかは、気候や状況によりまちまちだと思います。
私の場合は、だいたい1ヶ月前後そっとしておき、その後確認すると、ちょっと見えていたりしますよ。
これは樹種にもよるかと思います。
↑半透明な根が見えます
挿し木から1ヶ月以上が経ちました。葉も幹も元気なので、そっと土を剥いでみました。表面に近いところに一本見えました。四方八方に根を出してくれているといいのですが。。今回は、土をかけ直し、そっと戻しました。また変化がありましたら、ご報告します。
成功なのか・失敗なのかの見極め
1~2か月は要観察です。挿し穂が傷んできたら、残念ながら失敗です。
芽が動き出したら、という記事をよく読んでいましたが、私の場合、挿し穂の葉や枝(幹)部分が挿した時と変わらずきれいだったら成功だと感じます。
成功率を上げるには
・発根剤のルートンをつける
・挿したら、動かさない
・水をあげすぎない
・はじめは日陰で管理
挿し木失敗例
挿し木後2ヶ月までいかない挿し穂ですが、なんとなく葉がしおれてきたのを感じました。
そこで掘り起こしてみることにしましたよ。
※下手な字で「もみ」と書いてあるのは、『品種のわからないモミジ』ということでほかのモミジと区別するために書き込んであります。
↑発根なしでした。要は、挿し木失敗です。
このように、葉がなかなかしおれなくても、幹の見えている部分がきれいでも、失敗ということもあります。今回は、葉がカラカラしてきたと感じたことで、失敗発覚でしたが、土に埋まっていた幹部分が黒ずんでいたので、失敗は明確でした。
↑一つあればかなりの期間使えます。
↑大好きな赤玉土
樹を育てることは、植物のお花を育てることより、日々の変化がゆるやかです。年月をかけてやっとたどりつくものですので、成長を待ちきれません。私はせっかちな方なので、待つことがあまり得意ではないのですが、そうはいっても樹は成長速度を早めてはくれません(笑)気長に待つしかありません。その待っている間の手持無沙汰を埋めるために、他の樹種に手を出し、置き場所に困るようになっていくのでしょう。きっとそうなるのでしょう。。