針金のかけ方~注意点!~もみじ盆栽の剪定・芽かき・芽摘み等のお手入れ

もみじの針金掛け時期

もみじに関しては、極端な曲がりをつけるのでなければ、針金をかける時期はそれほど気にしなくていいと思います。

ただ一点、太りやすい樹種なので、食い込むのが早いです。

本来であれば、秋の落葉後にかけるのが理想だと思います。なぜなら、樹が冬眠に入っているので水分量が少なくなっている時期なのです。それゆえ、樹が折れにくくなっているのです。ですが、ゆるい曲がりをつけるのであれば、それに拘らなくてもOKですよ。 

もみじの針金はずし時期

外す時期も、かけた時から観察しながら見極めるのがいいと思います。

太い枝ならそれほど心配ではありませんが、細い枝の針金を外すときは、枝を折らないように注意しましょう。

何度もいいますが、モミジは太りやすい樹種です。早めに外すように心がけましょう。

あれこれ気を取られていると、

針金をかけた鉢を忘れることあり。

今回のこの鉢も、今朝ふっと

「針金食い込んでる?」

と見つけたところです。

まだ柔らかい幹なので、

針金外しも気を使います。

思ったよりよく曲りがついてます。

食い込みもなく、結果alrightでした♪


この樹はまだまだ赤ちゃんですので、曲がりやすかったです。ここで分かるように、若いうち、もしくは枝の細いうちに曲りを付けると楽です。樹にとってもそれほどの負担になりません。しかし、太い枝を曲げようとすると、多少無理も必要になります。今回は針金1本で済みましたが、太い枝にかけようとすると、針金を2本で巻いたりもします。


針金で曲りを作ると、不自然にもなりがちです。面白い形に曲りを作ったり文字にしたりする方もいます。それを楽しむためならOKだと思いますが、盆栽としての見栄えを重視するなら、不自然な曲りを付けないようにするのがいいと思います。

そのためには、剪定・芽かき・芽切り等で、春先から手をかけて手入れしていくのが一番かと思います。理想はそうですが、なかなか手をかけてあげるのは大変なことですので、針金をかけたり、できる限りハサミで手入れを心がけるという、両方でやっていけるといいですね。

剪定・芽かき(芽摘み)

剪定

植物の枝の一部を切り取り、形を整えること。

いらない枝(忌み枝や強すぎる枝)を切ること。

忌み枝についてはこちら→忌み枝~盆栽として必要のない枝?忌み枝の種類とは

芽かき・芽摘み

まだ芽吹く前の芽の段階で、いらない芽を取って(摘んで)しまうこと。

胴吹きした芽なども必要なければ摘む。


もみじ盆栽においては、芽かきは重要な作業の一つです。これをするのとしないのとでは、その後の盆栽としての枝ぶりはかなり違ってきます。


針金かけ・針金はずし・剪定や芽かき等の手入れまで触れました。

一つの小さな盆栽をくるくる回しながら、この枝は…、この芽は…と時間をかけながら吟味している自分って外からどう見えるのだろう?などと時々思いながら、没頭する時間を楽しんでいます。

皆様もよい盆栽ライフを(^^♪

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