盆栽とは~盆栽を育てる上で~盆栽の考え方

盆栽とはどういうことだろう?

ただの樹と何が違うの?

盆栽とは

盆栽と鉢植えはどうちがう?

盆栽はどこがどのように良いの?

どうなると最終形?

盆栽のあれこれを一つ一つ見てみよう

盆栽とは

日本の古くからある文化の一つであり、樹や植物の姿と、その周りや下に生える草や苔、鉢をすべて合わせて鑑賞するもの。枝振り、幹肌、根まで全てを鑑賞します。その一つ一つを取ってみても、奥が深く、その技術を習得するには年月が必要だと推測されます。

盆栽は自然界にある樹を模倣し、尚且つその周りの情景までも表現し、思い馳せられるよう手入れをします。小さな鉢の中でカッコよくその姿を見せてくれる盆栽達は、所有者様の日々の手入れと愛情のおかげでその姿を維持しているのですね。

鉢植えとは

鉢に植物を植え、生育を楽しむもの。 


私の樹々はどちらでしょうか(^^;

盆栽の見どころ

枝振り

枝は、一番下の枝(一の枝)から上に向かって左右交互に出ていて、上に行くほど枝と枝の距離が短くなり、枝も細くなります。一の枝が一番長く太いのが理想ということですね。



幹肌

幹肌とは、幹の表面、皮の部分です。

幹肌は、古さ・時代感を表す重要な部分です。荒れた幹肌は時代を感じます。小さい鉢の中で、時代を感じる幹肌を持つ盆栽を見ると、言葉を失います。


土の表面より上に出ている部分の上根の状態によって、呼び方やよしとされる状態があります。

例えば「盤根」という根の状態を表す言葉があります。盤根とは、幹の最下部付けねの根が、癒着し板状になっていることを言います。

根は弱々しくなく、大地をガシッとつかんでいるようにしっかりしたものがよしとされていますよ。


いい根張りを作るためには、植え替え時の根の剪定が大切です。太い根(走り根)はなるべく切るようにして、細くこまかく出ている根は形を整える程度とし、横へ横へと伸ばします。


盆栽の最終形

ある樹形の完成木かとおもいきや、思い切り頭を落として、違う樹形へと変わったりします。

この点からも、盆栽とは、所有者の思いや見え方によって、また盆栽の状態によって可能性は無限大!しかも、終わりなんてないのです。いろいろな樹種の特徴とともに楽しめるといいですね。



↓樹形についてはこちらで触れています。



お手入れは、剪定・植え替え・施肥・針金かけ・葉刈り・葉切り・芽かき等、季節に応じてすすめていきます。毎年同じように過ぎて行くのですが、その中でも樹の成長を感じるのは本当に楽しく嬉しいものです。


終わりなき盆栽の世界を楽しみましょう

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