代表的な樹形と、その説明+独断と偏見の一言で進んでいきます。
直幹
立ち上がりから梢までがまっすぐに伸び、広々とした山野にしっかりと根を張ってそそり立つ姿を現したもので、盆栽の基本的な樹形です。
幹はまっすぐ空に向かって立ち、枝は前後左右にバランス良く配置されています。
上に向かうにつれ幹が細くなるように、また枝の間隔も徐々に狭くなるように配置されるように手入れをするって、なかなかですね。ただ育てていれば直幹になりそうと高をくくっていましたが、そうでもないようです(^^;
斜幹
樹木が倒れかかって生えている姿を現した樹形。
樹木が光を求めて自ら曲り、枝を伸ばす様子は生を感じます。一の枝を長く伸ばすととてもかっこよく見えます。でも、不安定さを出さないように根張りや枝でバランスを取るそう。奥深い。。
模様木
左右・前後に枝を配置し、幹に曲りを持つ。
自然界のだいたいの樹はこの樹形とのことですが、盆栽では、その枝ぶりや根張りなど、拘るところはたくさんです。
文人木
文人たちに好まれたため、文人木と名付けられた。高い位置にのみ枝を持ち、今にも朽ちそうな姿をしている。
私の一番好きな樹形です。でも実際にこの形を作ろうとすると、極端に枝葉を減らさなければいけない為、勇気が必要そうです(^^;
吹き流し
一方向にだけ傾いて風になびいているような姿。
これもとても素敵な樹形。けれどやはり難しそう…風に吹かれて曲がった樹を作る…。
懸崖
鉢底より下へ向かって伸びた樹形。断崖に生え、下へ枝葉を広げるため、鉢は深めの方がバランスを取りやすい。
うちには半懸崖のもみじがいます。そのうちアップしよう。
寄せ植え
同一の樹種で森や林の様子を表している。奇数本植えるのが好ましい。
3本で作った寄せ植えが、いつのまにか2本になっている鉢があります(^^;
双幹
1本の植物の下枝や根が発達して、2本の幹が立っている状態。
の岐れめが少し上に位置するものは、途中双幹と呼ばれる。
根連なり
1株の植物でそれぞれの幹の根が繋がっている状態。
見た目が、不思議な感じのする盆栽樹形ですね。
株立ち
1株から多数の幹が立ち、地際から分かれている姿のもの。双幹は2本なのに対し、株立ちは多数出ている状態です。
他にもまだいろんな樹形がありますが、代表的なものを無作為に選んでみました。私はまだまだ素材ばかりで、どの樹種にもなりきれてないものばかりですが、そのうち…いつか…と思っています。でも、頑張りすぎて枯らしてしまうのが怖いので、なかなか冒険できていません(^^;