モミジを育てる楽しみは、種から始まります!自分で種をまき、双葉をみるのはとても心が暖まる楽しい作業です!
モミジを種から育てよう
花と実
春に花を咲かせます。小さく可愛い赤い花です。その後に実をつけます。
実は翼状をしていて翼実(よくか)と呼ばれます。
この形状のおかげで、風に舞い遠くへと飛ぶことができます。
じつは、イロハモミジとヤマモミジで、実を付ける位置が違うんです!
イロハモミジ・・・葉の上 翼実は水平に開く
ヤマモミジ・・・葉の下 翼実はブーメラン型もしくはUの字型
この時期の種のつき方を確認することで、判別できるわけです。

判別方法を書いては見ましたが、実際の樹を見てみると、なんとも悩ましい姿(笑)
けれど、葉の上に伸びた翼実と、葉の周りの鋸歯からイロハモミジかなと思います。これまで葉の大きさのみで、この樹をヤマモミジだと思って見てきましたが、よくよく見ると違うのかもということが判明しました。

種の採取
モミジの種は、10月頃には熟していると言われています。
まだ緑色ですが、種まきの種としては採取OKということです。
この頃の種は、まだ樹についていることがほとんどですので、手の届く範囲で採取します。

↑10/1採取
紅葉が終わり、落葉した樹にもまだ茶色くなった種がついていることがあります。落ちた種もこの頃は茶色くなっていますが、その茶色の種を集めてもOKです。
種まきの準備
種の羽の部分は、取り除きます。←私の場合
(そのまま蒔いてしまっても発芽します。)
私がなぜ羽の部分を取るかというと、種まきの準備のためなのです。
種まき準備の工程は以下の通り
種を採取する
↓
種の羽を取る
↓
種を水に一晩漬ける
↓
沈んだ種を選ぶ
秋に採取した種を上記の工程により、種を選びます。
そのまま土に蒔きます。私は種を春まで保存をしています。
種まき準備で沈んだ種を、水で湿らせた新聞紙やキッチンペーパーにくるみます。それをビニール袋やジップロックに入れ、冷蔵庫内(野菜室)で1ヶ月程度保存します。。
上記の行程は休眠打破と呼ばれています。
常温保存していた種を蒔く前に休眠打破することで、発芽率が上がるそうです。
種まき
休眠打破した種を、土に蒔きます。
これまで、保存にて種まきをする方法について書いてきましたが、もちろん採取してすぐに土にまくのもOKです!私がなぜそうしないかというと、芽が出るまで水をあげ続けないといけないからです。要するに面倒くさがりなのです(^^;
用土についてですが、私の場合、なんでも赤玉土にまいてしまいます(^^;
それでも元気に発芽してくれますよ。
モミジはとても強く元気です。