たまには盆栽たちを、葉水で潤してあげたいって思うんです。みなさんはどうですか?夏の暑い日の夕方には、カラカラの土にもたっぷりお水をあげますが、葉っぱもなんだか暑そうですね。
葉水って何?という方のために、まとめてみました。
葉水(はみず)Leaf water
葉水とは、葉にお水をあげることです。植物は根から水を吸収することはよく知られていますが、実は葉からも吸収するんです!葉水をすることで、病虫害の予防にもなります。私は霧吹きでたっぷり与えています。
↑【舞姫もみじ】
葉水の方法
ホースで与えるのもジョウロに水を汲んできて与えるのも、スプレーでシュシュっとするのも、すべて葉水です。好きな方法で臨機応変に与えてみましょう。
葉水の際の注意点
日が当たらなくなった夕方が、葉水するのにいい時間だと思います。水に濡れた葉が日に当たると、日に焼かれチリチリになってしまいます。朝の涼しい時間に与えるのもいいのですが、乾ききらず、水滴の残った状態で朝日を浴びてしまうと、葉枯れになりますので、やはり葉水のおすすめ時間帯は夕方となります。葉水の後は、蒸れにも注意しましょう!風通しよくしておきます。
観葉植物の葉水
室内に置く観葉植物は、特に葉水が大切です。多湿地帯原産の観葉植物が多いこともあり、乾燥しがちな室内に置かれる場合、自らの葉で給水するのは難しくなるため、適宜葉水をしてあげるのがベターです。
葉の表面についたホコリを払う効果もあります。観葉植物は、葉の面積の大きなものは珍しくないので、ホコリをかぶりがちです。日常のお掃除と一緒で、定期的に葉の表面のホコリを取るために行うのもよいでしょう。
観葉植物の中でも、加湿に弱い種類もあります。購入した際は、お店の人に確認を取ったり調べたりし、お水のあげすぎに注意しましょう。
季節による水あげ
これまで、葉水を推奨してきましたが、季節による調整も必要です。
基本的にお水は、土が乾いたら与える。またその際、鉢底の穴から水がしっかりと染み出してくるくらい与えます。その確認ができていないと、あげたお水が鉢の中腹くらいまでしか到達しておらず、根が給水できずに枯れの原因となるからです。
春夏秋冬、季節によって土の乾き具合も変わってきます。よく観察して適宜与えるようにします。
↑カッコいい。憧れます。
うちの盆栽達は、毎年なんとか暑い夏を乗り越え、寒い冬も過ごし、春には芽吹き、秋には紅葉を楽しませてくれます。盆栽のお手入れはなかなかシビアな部分も多いので、そんな中でも過ごしやすいように、葉水や肥料で潤してあげます。